自宅から湯治に通う方法を考える【秋川渓谷「瀬音の湯」編】

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今回は、秋川渓谷「瀬音の湯」である。
1月2日、車で行ってきた。
武蔵五日市駅よりさらに奥にあり、我が家から21km弱の道のりになる。
周りは山である。
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泉温は27.2℃で、木質バイオマスを燃料にして加熱している。
内風呂が源泉かけ流しで、露天風呂が循環である。
入ってみると、これまでの温泉とは違う。
少し硫黄の匂いがした。
自然の中にありロケーションも良いので、「温泉に来た」という感じがする。


温泉が濃いように感じたが、「温泉分析書」を見てみると、溶存物質は450.2mgとロテン・ガーデン(819mg)、梅の湯(680mg)より少ない。
これは意外だった。濃い感じがしたんだけど。
pHは10.1と高く、強いアルカリ性である。
このあたりでは一番高いのではないか。
だから、つるつるする温泉である。
私は満足した。
しかし、「妻」は不満そうな顔である。
訳を聴くと、混雑していて洗面台がなかなか空かなかったり、タオルで洗い場を確保している人が何人もいたりしたらしい。
正月で込んでいたのだろう。
洗面台は仕方がないかも知れないが、洗い場の確保はヒドい。
マナーは守りましょう。
しかし、アルカリ性が強い温泉は身体を洗わなくてもいいのだよ。
(皮膚は弱酸性なので、肌のデリケートな人は、真水で洗い流したほうがよいともいわれているらしい)

温泉はアルカリ度が強くなるほど、入浴すると肌がぬるぬる、つるつる感じる。アルカリ性単純温泉も角質層がふやけて膨潤し、古い角質層を落とす効果がある。やはり浴後肌がすべすべ、さっぱりした感じがするのだ。この場合も石けんを使うと洗いすぎになる。

 日本人は立ち寄り温泉でも、石けんでごしごしからだを洗い流している。もともとピュアな源泉をあふれさせた温泉に入浴するときには、石けんを使う必要はあまりない。石けんを使って、顔やからだを洗いすぎると、肌が乾燥してきて、かゆみを引き起こすことがある。年齢とともに、あるいは乾燥肌の人はとくに冬場の乾燥した季節に肌のかゆみを覚えやすい。したがって、温泉地に滞在して一日に何回も入浴する場合には、洗う回数は減らしたほうがよい。

石川理夫『温泉で、なぜ人は気持ちよくなるのか』講談社+α新書2001年

だから、私は頭を洗うだけにした。
そうすれば、洗い場をとっておくことなどなくなるのではないだろうか。
「瀬音の湯」は良い温泉なんだけど、仕事の後に通うにはちょっと遠いなぁ。

書を持って街へ出る