今回は、「いこいの湯多摩境店」である。
この温泉は我が家から16km弱。
河辺の「梅の湯」とだいたい同じぐらいの距離だ。
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12月の平日、仕事の後に行ってきた。
「いこいの湯」は、これまで取り上げてきた温泉の中で一番良いかも知れない。
源泉かけ流しの浴槽が良い。
岩風呂に源泉が注がれ、そこから溢れた温泉が、くつろぎの湯に入る。
源泉かけ流しで、あつ湯とぬる湯の浴槽があるなんていうのは、これまでに行ったところにはなかった。
これは、泉温が48.6℃と熱めで、湧出量が438ℓ多めだからできるのだろう。
(気温の低い期間には加温することもあるらしい)
また溶存物質も2942mgと多い。泉質はナトリウム‐塩化物泉である。
溶存物質とは温泉に溶けている成分であるが、これが多ければ良いというものでもないらしい。
あの俵山温泉は単純温泉で溶存物質は少ない。
日本温泉科学会の第三代会長を務めた九州帝国大学(当時)の高安慎一教授は、昭和4年、俵山での講演において、含有成分から見れば、特に俵山温泉などはその固形成分が、医者が治療に使う薬剤量に比べれば非常に少ないことから軽視されているが、これは早飲み込みであるとした上で、「固形成分の少なさの故を以って一概に温泉は効果の上に否定的なものであると申すことが出来ぬのであります」と述べています。
高安教授は、温泉の効果はヨーロッパや中国で古くから行われている、非常に僅かな量の薬を使用することで病気を癒すホメオパシーという療法にも通じる作用があるとしています。物質の量が少ないからその働きが少ないとは断定できないと言うのです。そして「温泉には霊妙不可思議なる複雑の特殊なる性質があることが今日究明されているのであります」と実に興味深いことに言及しています。温泉科学の権威が語ったこの言葉は、温泉の本質を示していると言えるでしょう。
でも、多摩の温泉はそんなに効果がないだろうから、どうせならある程度、溶存物質があった方がいいなぁ。
源泉かけ流しの浴槽が良いと言ったが、内風呂も面白い(温泉じゃないけど)。
人工炭酸泉に入ると身体に細かい泡がつく。
スーパージェットや電気風呂なども楽しめる。
天然温泉のかけ流しと健康ランドが隣合せにある感じだ。
御食事処にも行ってみたが、値段が安くて、通いの夕飯にはいい。
今回は十割天ざる蕎麦を食べた。
温泉施設で十割蕎麦が食べられるとは思わなかった。
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食べてみると、物凄く人工的な感じがする。
蕎麦も天ぷらも。
手作り感が全くない。
コンビニ弁当の作りたてみたいな感じ。
しかし。
「源泉かけ流し」と「健康ランド」。
「十割」なのに「人工的」な蕎麦。
こういうコントラストがとても良いと思った。
とても気にいったので、ここは通いたい。