« 大統領候補・オバマ氏をなぜか応援する小浜市を訪ねる(2) | メイン | さよならMR.ワラビー »

2008年8月12日

「幸せ」のカタチ(3)

モギくんへ

 幸せを感じるのはいつも、あとからのように思います。
 そのときはたぶん気付いていなくて、だから今、この当たり前に続いていくように感じている日常にも、あとから考えると「幸福」を感じるんじゃないかなと思います。

 先日「ぐるりのこと」という映画を見ました。

 1組の夫婦の10年間のお話なんだけれど、一緒にいても相手が見えなくなったり逆にとても近くに感じたり生活というのはそういう繰り返しの積み重ねで、夫でも妻でもやっぱり他人はどこまでも他人で、結局理解なんてし合えなくて、でも、ただ無機質に物理的に増えていくものだって別に暖かくなんてなくたって素晴しいんじゃないかと、そういうことを思いました。

 この映画に出てくるリリー・フランキーが演じるカナオという夫は、法廷画家の仕事をしていて、証言席に立つ被告人の言い訳や謝罪や暴言を冷静に見ているのですが、映画の後半で奥さんに向かって、誰もが本当のことを言っているとは限らなくて、本当かどうかなんてどうしたって解るわけがない、みたいなこと(うろ覚え)を言う場面があって、それを踏まえて、それでも相手を思って信じて共に生きるというこの映画を、わたしは好きだと思いました。

 もし機会があれば是非ご覧ください。幸せ、という話とは直接関係ないかもしれないけれど、とても近いところにある感じがしたので。

>次の書簡
<前の書簡
『ニートと人妻の往復書簡』とは


このカテゴリーのバックナンバー

  

関連するかもしれない記事

  
track feed
Powered by
Movable Type 4.26