トイレ内自販機で何が買える?

今回は日本の公共トイレでも見かける自販機のお話です。日本のトイレ内自販機で買えるものとしてまず一番に思い浮かべるのはポケットティッシュですがここイギリスではかなり事情は異なるようです。さて、イギリスではトイレで何が買えるのでしょうか?



自販機は写真の通り日本のそれとほぼ同じくらいの大きさをしています。さて、何を売っているのでしょう。上の画像を拡大してみると青い部分には「durex」の文字。ここで「はは~ん…」と納得した方はなかなかの事情通です。その下の取扱商品の写真を見るとなにやらカラフルで小さい箱に入ったものが並んでいます…、なんとなく予想できたでしょうか?そう、これはコンドームの自販機なのです。イギリスのトイレ備え付けの自販機ではバーから休日は家族連れでにぎわうショッピングセンターまで施設のジャンルに関わらず必ずといっていいほど売られています。ちなみにdurexとはイギリス発祥の世界シェアナンバーワンのコンドームブランドだそうで、この写真以外の自販機でも売られていたのはほとんどdurexのものでした(日本でもCMを放映し始めたらしいですね)。ちなみに製品名はpleasuremaxというなかなか露骨なものとなっています。
この写真の自販機は割合大型のものとなっており、実はコンドーム以外にミントタブレットや鎮痛剤、そしてMALE ANGELという名前の怪しげな薬も一緒に売られています。最後の品はともかくとしてミントタブレットと鎮痛剤という製品の並びがちょっと唐突で面白いです。鎮痛剤とコンドームを一緒に買う人は少ないしょうから、より広い客層に買っていただくための工夫なのでしょうか。そういえば鎮痛剤のような医薬品がこのように自動販売機で買えるというのは進んでいますね。
日本におけるティッシュペーパーの自販機は主に駅のトイレなどで個室にペーパーを設置しないことにより、用を足す段階で運悪くポケットティッシュを持ち合わせていなかった人に買ってもらうことを狙った(最近ではちゃんとペーパーを設置している会社がほとんどになりましたが。)ものですが、ここイギリスの場合ペーパーの設置率に関しては非常に優秀で基本的に紙に困る場面には今のところ直面していません。そのため、トイレでティッシュペーパーを売る必要性は決して高くないようです。自販機で売ることが出来るものでなおかつトイレでの用足しに関係ある物というと紙以外なかなか思い浮かびませんから、同じ「下」つながりであることなどを考慮してコンドームを売ることになっているのでしょうか。確かにドラッグストアなどで店員と面と向かって購入しにくいと感じる人もいるでしょうし、男性用トイレにあればいざというときに相手に気づかれること無く購入することも可能でしょうから案外理にかなっていると言えそうです。
と、案外そういう立場になってみれば使い勝手はよさそうな自販機ですが、今のところこれを利用している人を見たことは一度もありません。製品の性格上日中よりも夜に売れるものなのでしょうか。また、どの年齢層が最も高い頻度で利用しているのかなど興味は尽きません。
それではまた次週
<今回紹介したトイレ>
Hilton Nottingham グラウンドフロア
<関連リンク>
Intelligent Vending社の公式サイト
今回掲載した写真のものとは違いますが、自販機を扱っている業者のサイトです。
トップページから”Washroom”→”Washroom Machine Products”の順にたどっていくと取り扱える商品のリストがご覧になれます。ティッシュも扱えるようですがやや影が薄いようです。やはりメイン商品はコンドームなのでしょうか、生理用品も多くリストアップされていますので女性用トイレではそれらを販売しているのだと思われます。これは日本も同じですね。

衛生陶器愛好家の、トイレ巡礼