インドサッカー、カルナタカ州リーグを愉しむ

2月22日のアジアカップ予選で日本と戦うインド。
クリケットが盛んで他のスポーツは見向きもされないのですが、
一応サッカーのリーグも行われているようです。
以前紹介したMGロードからブリゲードロードを下り、
さらに奥に入ったところにある
「バンガロールフットボールスタジアム」

周辺にはデパートやショッピングモールが多いため、
買い物途中に通りがかることがあったのですが、
そこはまるで廃墟のようなたたずまい。
まさかここで実際に試合が行われているとは思っていなかったのですが、
ある日訪れたところ人だかりができていてどうやら試合が行われているようなので
行ってみることにしました。
チケットはメインスタンドの中心部は20ルピー(約50円)、その外側は5ルピー(約13円)。
どうやらメインスタンドしか開放されていない模様。
チケットといってもお金を払うだけでチケットの実物を渡されるわけではないのですが。
中に入るとスタンドはコンクリート剥き出し。中心の値段の高い席には椅子が置いてあるのですが、
テラスとかにおいてありそうな椅子。普段思い浮かべるスタジアムの椅子とは異なります。

観客数は大体200人くらい。中心の席には50人ほど、
金網をはさんだ向こう側の席には150人ほどと言ったところでしょうか。

ちょうど入ったときにはハーフタイムで各チームの控え選手が練習をしているところだったのですが、
練習にちょっと小太りの禿げたおじさんが加わっています。どうやらコーチのよう。
どう見てもその辺のおっさんとしか思えないのですが・・・
練習中にボールが客席に入って予備のボールがないため終了という、なんとも惨めな練習の終わり方でした。
ここで行われているのはどうやらカルナタカ州のリーグで、
スーパーディビジョンとAディビジョンとの2部に別れている模様。
そして、今行われているのはAディビジョンの試合
SOUTHERN BLUES vs BEMLのようです。
そんなこんなで後半が始まったのですが、
試合は圧倒的なSOUTHERN BLUESペース。サイド攻撃が冴え渡ります。
特に右サイド、背番号10の選手がスピードもありよかったです。
ところで観客席には売り子が回ってきてチャイや炒った豆などを販売しています。

チャイは3ルピー(約8円)、豆は1ルピー(約3円)です。
他にもメニューがあるそうで、安い割に味はおいしいのでお試しあれ。

試合ですが、終わってみると結果は3-0。SOUTHERN BLUESが勝利しました。

第2試合を見に来た人でしょうか、試合が終わるころには観客席も徐々に埋まり
推定500人ほどでしょうか。日本のプロ野球なら8000人と発表しているときくらいの観客数になっていました。
第2試合、スーパーディビジョンの試合はROYALS vs KSP。

スーパーディビジョンというからにはレベルが高い試合を見られるのかと思いきや、
先ほどのAディビジョンの方がレベルが高かったような気が・・・
両チームとも基礎体力が足りないのか、
ぶつかったあとに倒れるシーンが多かったのが気がかりです。

そして試合途中で豆売りと観客との間で喧嘩が勃発。
周りの人が止めたので大事には至らないで済んだのは幸いですが、
インド人は我慢というものを知らないので困ります。
観客はどちらかというとROYALS贔屓。シュートを打ったときやピンチをしのいだときには拍手が起こります。
しかしながらそれ以外の時にはほとんど静か。たまに起こる野次が観客の失笑を誘います。
おそらく往年の川崎球場ってこんな感じだったのだろうと、
「テレビじゃ見れないバンガロール劇場」を見ながら考えていたわけですが、
日本の試合中ずっとコールしているスタンドに慣れ親しんだ私にとっては
ある意味とても新鮮な感覚でした。
試合は、後半11分にROYALSのFW、背番号11の選手が
コーナーキックからのこぼれ球をヘディングで決めゴール。
これが結果的に決勝点となりました。

この時点での順位表は下記のようになりました。

順位 チーム 勝点 試合数 得失差
1 MEG 8 4 2 2 0 +5
2 HAL 8 4 2 2 0 +4
3 CIL 7 4 2 1 1 +1
4 ROYALS 7 4 2 1 1 -1
5 BEL 7 5 2 1 2 -6
6 LRDE 6 5 2 0 3 0
7 SAI 5 4 1 2 1 0
8 KSP 4 4 1 1 2 0
9 ADE 4 5 1 1 3 -1
10 AGORC 4 5 1 1 3 -2

このカルナタカ州リーグ、1月12日に始まり、Aディビジョンは2月20日まで、
スーパーディビジョンは2月26日までほぼ毎日、
ここバンガロールフットボールスタジアムで行われます。
バンガロールにお住まいのサッカーファンの皆さん、
アジアカップ予選のインド戦の偵察も兼ねて?
ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

インドで考える。