上から見下ろすような体勢というのは視界が開ける感じがしていいものです。ハイデッカーの観光バスやはたまた踏み台に上がったときなど、日常生活において時々遭遇する上から見下ろすという行為は私達に新鮮な感覚を与えてくれます。さて、私は先日今回はそんな新鮮な感覚を与えてくれるトイレを発見しましたので紹介したいと思います。
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これがそのトイレですが、この画像だけではおそらくピンと来ないのではないでしょうか。そう、これを見る限りでは何の変哲もないただのトイレです。しかし、このトイレの秘密は次の画像に隠されているのです。
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いかがでしょう、この便器に到達するまでの見事な階段!外から見ると一段高いところに個室があるな、程度にしか思えないのですが扉を開けてびっくり、個室内にもさらに段があるではないですか!この段差がこのトイレを思わず腰掛けてみたいトイレたらしめているのです。
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小便器側もこのように段差があることからおそらくこの建物の構造上の制約でこのような個室になっているのだと思われます。写真を撮り忘れましたが、トイレ入り口付近もゆとりのない印象でした。まあ、いくら遊び心だとしても好きでトイレに段差を設ける人はいませんよね。しかし写真からもお分かりの通り小ぢんまりしているにも関わらず小便器側の段差といい、個室の階段といいなんとも複雑な地形を持つトイレであります。
せっかくこのような個室に出会ったのですからとりあえず便座に座ってみることにしましょう。やはり一段高いことによる見晴らしのよさは格別です、とは言っても眼前には扉しか見えないのですが・・・。しかし、座った状態での目線が段差なしの個室で立ち上がったときの目線とほぼ同じなため、高いところに座っている感覚は否応なしに伝わってきます。また、狭い部類に入るこの個室は低い天井も相まって座面が高いことによる開放感よりもむしろ圧迫感を生み出しており、その感覚も独特です。そしてこの個室ではサイホン式などに比べてサイズの小さい(つまり腰掛ける位置も低い)洗い落とし式の便器を採用しているため普通の床では腰掛けたとき足がつっかえる感じがしますが、この個室の場合足の長い人は段差の部分に足をつくことによってそれを解消することが出来るのが面白いです。172cmの筆者には高すぎて爪先立ちになり踏ん張ることが出来ませんでしたが、180cm前後の人にはぴったりでしょう。
と、言うように実際の快適性はそれほど高くはありませんが、見た目も実際の使用感も独特なトイレということでなかなか貴重だと思われます。狭さが生み出す落ち着き感と複雑な段差という特殊な構造から結構好きなトイレではありますが、これからのバリアフリーの世の中ではこういったトイレがまず使いやすくされるべきなんだろうな、とも思われ筆者は複雑な心境です。
それではまた次週
<今回紹介したトイレ>
九段北一丁目のビルの一階のトイレ
有名なラーメン店「斑鳩」が入っているビルです。
飯田橋駅または九段下駅の利用が便利です。