「再帰性とは、自明性に浸されていた選択前提が、選択対象になることです。」

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「再帰性とは、自明性に浸されていた選択前提が、選択対象になることです。だから「再帰的伝統主義」という場合、気がつくと伝統に服しているのと違い、伝統に服するという選択をあえてすることを指します。」(「限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学」P37)


いま、私の頭の中にて、とても問題になっているのは「再帰性」とは何か、という問題なのである。
「再帰性」とは社会学の用語である(と思う)。一応、私は大学にて社会学を学んでいた。といっても別に人に誇れるほどこの学問を勉強をしていたという自覚はない。当時その自覚なき不安さを共有する、ゼミの有志らによる読書会にて、アンソニーギデンスという社会学者の「近代とはいかなる時代か」を先生の解説つきで半年くらいかけて読んだ。そこで「再帰的近代化」という言葉を知った(内容を説明できるわけではないが)のだった。
この言葉が最近私の興味関心を引く分野でやたら目に付くようになり(たとえば書店にて手にする本など)、気になり始めたのである。この本を読みすすめるうちになんだか、ちょっとだけわかったような気がした。いや考えるきっかけを与えられたといったほうが正しいか。
このワードがなんとなくわかった気になってくると、世で話題となっているものも「再帰性」で説明できるのではないか、と思ってしまったりする。ターゲットとなる人々をある方向へ動かすための施策を考えるのが仕事であったりするので、「再帰性」を頭の片隅に入れて、いろいろと考えてみようかな、と思った。
「再帰性」をクライアントに説明する必要はないが、「再帰性」から導かれるアイデアは、現代的というか説得力を持ちそうな予感がするのである。いや、これは個人的な直感なのだけれども。
■今回引用した本
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(「限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学」 双風舎 宮台真司・北田暁大)

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