夜、家の近くのコンビ二(ローソン)で、
雑誌を手に取ってぱらぱらやっていたときのこと。
あるページで、手が止まった。

なんだ。この挑発的な目は。
パリッとスーツを纏っていながら
赤子がしゃぶるおしゃぶり的な飲料を手に、写真に納まっている。
このアンバランスは一体…
この人は江上剛。
元銀行マンで今は経済小説などを書いている作家だそうだ。
そしてこの雑誌は、
![rz20050525[1].jpg](http://www.1096.jp/images/rz20050525[1].jpg)
AERA 臨時増刊(5/25号)GO!GO!コンビニライフ
コンビニについての様々な話題を一冊にまとめたAERAの別冊雑誌である。
そして、先ほどの彼が飲んでいたのは俗に言う「チルド飲料」。
缶ジュースやペットボトルではなく、
デザートや乳製品などが置かれている棚周辺に鎮座している飲料、である。
そして、あのページは、チルド飲料に的を絞ったページであった。
この特集内で彼はこう言っている。
ペットボトルのお茶とは、チルド飲料は、ふたがあるからいいね。原稿の合間に飲むから、気が付いたらゴミが入っちゃったりするし。缶コーヒーだと開けて置いておけないから。(P53)
私は正直思った…何を言っているのだ。君はもう、いい大人ではないか。
そんな顔をして何を申しておるのだ。
なに、チルド系飲料ごときにそれほどまでに熱くなれるのだ、と。
とはいえ私も、かようにクールに振舞ったつもりながら、
あの衝撃的な写真が脳裏に焼きついてしまい、
コンビニに入店する度に、この「チルド系飲料」が目のなかに飛び込んでくるようになった。
そもそも私は、砂糖系な人為的な甘みよりは
フルーツ的な自然的な甘みを求める傾向にある。
(コンビニで購入するという前提である以上、
工場にて大量生産されているのが前提。
故にすでに人為的だ、という議論は置いておいて欲しい。
あくまで仕上がりのイメージである。)
だいたい、コンビニというところは
乳製品(珈琲飲料も含む)などは充実しているものの、
そういう果実系の魅惑的なチルド飲料はあまりない。
最近で、唯一私が心を許したのは、
サントリーこんにゃくゼリー飲料「ぶどうこんにゃく」くらいである。
(これをチルド系と呼んでいいのか、という葛藤はあるが・・・)
だがローソンに行って、久しぶりに心躍るチルド飲料に出会えた。
それがこれである。


「フルーツカフェスタイル」というブランドの
「マンゴーマンゴーココ プレミアム」。
これはローソンが開発したチルド飲料らしい。
なによりも、おいしい。
そして具がごろごろしており食感がとてもよく
飲み終わった後にしっかりと充実感が残る。
そして「ああ、マンゴーってこんなにおいしいんだ」
と再認識させてくれるすばらしい味である。
製造は大手メーカーではなく、「安曇野食品工房」という会社。
なんだか力のある中小企業、というか
町工場だけど凄い部品を作っている、的な
ストイックっぽいイメージを喚起させるところがとてもよい。
(実際はぜんぜん分からないが)
「ゴロッとした食感がいいでしょう? 目指したのはジューススタンドのジュースです。」(P54)
とAERAで語る開発担当の藤井氏。
「ジューススタンドのジュース」…いいではないか。すばらしいではないか。
さらに、
「飲み進むうちにカップが汚れたようになってしまうので飲んだ後もキレイに見えるように、成分の比率を変えたりしました」(P54)
透明な容器にパッケージされていること、これはとても重要なポイントである。
例えばセブンイレブンでも類似した自然系チルド飲料に
「アクティブカップ」というものがある。
「グレープフルーツ&アロエ」など
それなりにフルーティーなラインナップがあるらしいが
私は購入しようと思わない。
それはなんだか、パッケージが人工的だからである。
自然系なのに、中身が見えないってのはなんか購入する気になれないのである。
そういう点からもこの「フルーツカフェスタイル」はすばらしいのだ!
このシリーズには、他にも「トロピカルフルーツプレミアム」という同ブランドの
ヨーグルト仕立ての飲み物があり、それもなかなかうまい。
「キウイフルーツ」というのもあるらしいが、私はまだ出会っていない。
近くのローソンには「マンゴーマンゴーココプレミアム」と
「トロピカルフルーツプレミアム」しかないのだ!
さらに「ストロベリー」もあるらしいが、
アエラによると「人気のため完売間近」とのこと。
この雑誌は5/25号なので、今ではもうないのであろう。
難点をあげるとすれば、それはストローの大きさである。
飲み終わった後、勢い余って空気を吸ってしまうとき、
普通のストローよりも穴が大きいのでものすごく空気を吸ってしまい、
とてもむなしくなるのである。
(でも具がごろごろしているのだから仕方がない)
チルド飲料の登場は昭和40年代半ば。一般家庭への冷蔵庫の普及と、低温輸送・保管システムが「生」の味を可能にした。「チルド飲料はおさしみ」と、藤井さんの説明はわかりやすい。(P53)
「チルド飲料はおさしみ」いいなぁ。こう、自分が関わっている物事の内容を一言で言えるって、「いい仕事をしている」ってことですよ、きっと。